イラスト専門学校のカリキュラムの中には、一見すると画力を上げるためには必要無いように感じる授業も組まれています。
ではなぜイラスト専門学校ではそのようなカリキュラムを組んでいるのでしょうか。
イラスト専門学校の授業を大解明しちゃいます!
イラスト専門学校の授業はどのように役立つ?
デザイン概論
デザインの歴史を知るための映像資料などを鑑賞することの多いデザイン概論。時代によって好まれるデザインを知り、どのようにデザインが移り変わってきたのかを理解します。
デザイン概論を学ぶことで「なぜデザインが必要なのか」「デザインの意味とは」ということを深く考えるようになり、プロとして依頼を受けた際に依頼主の意図を汲み取る能力が養われます。
色彩学
色の使い方や色が与えるイメージなどを学ぶ授業。色の配色やバランスなどについても深く学びます。
キャラクターは髪の色・瞳の色が違うだけで、見ている人が受けるイメージが大きく変わってきます。また背景などもわずかに濃淡が違う・配色がずれていると印象が変化するため、色彩学はイラストに必要です。
キャラクター表現
魅力的なイラストは見ている人の想像を膨らませる力を持っています。そして人の想像力を膨らませるためには魅力的なキャラクターを作り出さなければいけません。
キャラクター表現の授業では「どのようなキャラクターなら魅力的なのか」「キャラクターに命を吹き込むにはどうすべきか」を学ぶことができます。
キャラクターを描く以前にキャラクターの魅力を把握できていると、魅力的なイラストを制作できるようになります。
イラスト専門学校の「プロ」になるためのカリキュラム
イラスト専門学校は画力を上げるだけでなく、プロとして通用する人材を育てるカリキュラムを組んでいます。
一見「イラストがうまくなることと関係なさそう」と感じる授業であっても、プロとして仕事を始めたとき必ず授業の意味が分かるはずです。
画力があるだけではプロのイラストレーターとして活躍することができないため、イラスト専門学校は様々な知識を教えてくれるのでしょう。
まとめ
イラストが上手くなりたいと思って専門学校に入学すると「こんな授業必要ある?」と思うこともあるかもしれませんね。
画力を向上させることに直接関係してこなくても、人が求めてきたデザインの歴史やデザインの意味などを考えることは魅力的なイラストを作り出すことに繋がります。
イラスト専門学校ではプロ志向になれる授業を行っているんですね。