イラストレーターの仕事の種類は実にさまざまです。
本や雑誌の表紙、広告、webサイト、ゲームなど、一つ一つあげていたらキリが無いほどです。
今回はその中から代表的なものを取り上げ、ご紹介していきたいと思います。
イラストレーターの仕事の種類
ゲームのイラスト
近年一番旬となっているのがゲームのイラスト、特にソーシャルゲームのイラストです。
一言にソーシャルゲームのイラストと言っても、ゲームのジャンルや世界観、コンセプトによって求められる雰囲気は大きく変わってきます。
ゲームイラストの仕事を貰うまでの流れは、フリーランスであれば、まずイラスト制作会社がゲームのコンセプトに合致したイラストが描けるクリエイターを、インターネットや同人誌即売会などで探し声をかけます。
納期や原稿料などの諸条件をすり合わせ、可能であればその旨の返事をし正式に制作がスタートします。
仕事内容は、一人で全ての工程を任される場合もあれば、線画のみ、着色のみの場合もあります。
また以前はイラスト制作において、水彩などの画材を用いて、アナログでイラストをくことが一般的でしたが、現在はIllustrator・Photoshopなどイラスト制作ソフトを使って描くデジタルイラストが主流になってきています。
なので、データのやり取りもデジタルで行われており、イラストをパソコン、もしくはタブレットなどで描く技術や知識が求められます。
雑誌・web・広告のイラスト
ゲームについで、雑誌や書籍、広告などに載せるイラストを描く仕事も多く見られます。
その場合求められるイラストのジャンルは多く、人物から風景、動物までさまざまです。
一通りをこなせるイラストレーター もいれば、人物、背景それぞれに特化して、自分の得意分野だけを描くイラストレーターもいます。
広告のイラストを描く場合などには、デザイナーやライターとチームを組んで、複数人で制作をすることもあります。
ロゴ・チラシ・ポスター
近年では、イラストレーターは絵を描けるだけでなく、ロゴ制作、チラシやポスターの制作など、デザイナー業務を兼ねることが多くなってきました。
仕事の幅を広げるためにデザインの勉強するイラストレーターもたくさんいます。
デザインは、必要な技術が理論としてしっかり体系化されているので学びやすい部分はあるものの、そう言った知識を地道に身に付けていく忍耐力が必要になります。
まとめ
イラストレーターは、クライアントの注文に沿ってさまざまな媒体向けにイラストを描き、提供します。
自由な表現が求められるというよりは、「こういう絵を描いて欲しい」というクライアントの要望ありきの仕事になり、また、どのような媒体に提供するかによって求められるイラストは変わってきます。
同じ絵を描く仕事でも自由な表現が求められる漫画家とは違い、イラストレーターとして仕事をこなしていくには、さまざまなニーズに沿うことができる柔軟な対応力が求められてきます。
イラストレーターを志している方だけでなく、今まさにイラストレーターとして活躍されている方は、今からでもたくさんのものに触れることで、自分の可能性を広げていきたいですね。